菊田一夫原作で、当初はラジオドラマとして製作され、のちに映画化されました。
鐘の鳴る丘 第一篇【隆太の巻】
鐘の鳴る丘 第二篇【修吉の巻】
鐘の鳴る丘 第三篇【クロの巻】
戦災孤児たちのための家をつくり、孤児たちをまっとうな人間に育てることがどれほど困難なことなのか。しかし、それでも孤児たちの更生のために修平はどんなリスクも覚悟のうえで立ち向かっていくのです。やがて理解者が現れ、子供たちの家が丘の上に完成した時、涙が止まりませんでした。
戦後、72年。食うに困る子供は未だに存在するどころか増え続けています。子供食堂がセーフティーネットになっている子供も少なくありません。子を持つ親の意識も大きく変わりました。スマホさえ持たせれば教育になるという親すらいます。教育方針には口を出す気はありませんが、何か違うなとは思います。まあ、それも時代なんだと言ってしまえば仕方ないことかもしれませんが。
子供たちに必要なのは、大人の温かいまなざしと、子供への理解だと思います。高い教育を受けさせるとか、贅沢をさせるとかではないと思うのです。
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